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人が自らの命を絶つ為に使われた銃が1980万円でオークションにかけられて売られるというのは一体、どういう意味を示すのでしょうか?その銃を落札した男の人と言うのはどういう人で、一体何が目的で落札したのか。そしてそもそもこの銃が本当にゴッホが使用した銃だったのかという色々な謎が残ります。このオークションを行った場所もどんな場所なのでしょうか。
ニュースの内容
19世紀のオランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)が自殺に使用したとされる拳銃が19日、フランスの首都パリで競売にかけられ、予想額の3倍近い16万2500ユーロ(約1980万円)で落札された。
「芸術史上最も有名な武器」とも呼ばれるこの銃を落札したのは、電話で入札した個人の収集家だという。
銃は1965年、ゴッホが生涯の最後の数か月を過ごしたパリ北郊のオーベルシュルオワーズ(Auvers-sur-Oise)の畑で見つかった。以前はオランダの首都アムステルダムにあるゴッホ美術館(Van Gogh Museum)で展示されていた。
ゴッホが自殺に使った銃を購入した男は誰で銃は本物なのか?
まず一つ目の謎はゴッホが自殺に使った銃を購入した男は一体誰なのでしょうか?海外ニュースを色々と探してみたのですが、匿名の電話入札者がさびたリボルバーを電話で購入したとか民間コレクターによって購入されたとしか書かれていません。ほしくて購入したとしてもやはりちょっと気が引けるのか明らかにはしないのですね。
世の中には色々と変わったものを集めるコレクターがいるのですね、これでこの購入した人も悲惨な最後を遂げたら呪いの銃とかってなって有名な話になるような気もします。
二つ目の謎のこの銃が本物なのかどうなのかについて、落札された金額は162,500ユーロ(144,000ポンド、182,000ドル、1980万円)という金額は当初予想されていた落札額の3倍近くだったようです。3倍近くって事は元々700万円ぐらいで落札されると思われていたって事になりますよね、やはり偉人が使ったものは価値がでてしまうのでしょうか、金額的に考えてやはり本物なのでしょうか。
今回落札された銃はゴッホが人生最後の日々を過ごした村の近くに住む農民によって1965年に発見されました。時期的にも銃の古さ的のも本物だと思われていて、さらに銃の弾丸にはヴァンゴッホというゴッホが撃ったのと同じ口径を使用していました。
銃が本物という信憑性について残る疑問
しかし、銃が本物かどうかの信憑性については疑問が投げかけられています。
1890年7月27日、問題を抱えたオランダの芸術家ゴッホは、パリから数マイル北の村、オーヴェル=シュル=オワーズの近くの畑に歩いて行き、胸を撃った。ポケットサイズのリボルバーは力はそこまで強くなかった為、ゴッホが怪我で死ぬまでに数日を要した。
70年以上経って、彼がとどまっていた城の後ろの畑で腐食した銃が発見されました。専門家達は銃が50〜80年間地上にあったと示唆しています。
しかし、以前アムステルダムのゴッホ美術館で保管されていたリボルバーがゴッホが彼自身が使用した実際の武器であったかどうか疑わしい。ゴッホが最後の日々を過ごした家を管理しているファン・ゴッホ協会はオークションを批判しました。
「錆びれた銃がゴッホの死と正式に結びついていることを示唆するものは何もない」
「尊敬に値する商品であって悲劇の商品化だ」
引用:ファン・ゴッホ協会の声明
銃を競売にかけたアートオークションは、銃がゴッホが使用した物であることを保証する方法がないことを認めたが、日付は一致したと述べた。オークション側は銃の技術的なテストを行い、それが銃が使われたことを示めし、そして1890年と一致するであろう期間の間、地面にとどまっていたことを示めしていると言っています。なのでそのすべての手がかりがこの銃がゴッホの自殺で使用される武器であるという理論に信憑性を与えると語りました。
オークションで売られたその他の奇妙な歴史的な物
今回のゴッホの銃以外にもオークションで売られたその他の奇妙な歴史的な物というのは世界的に存在します。結構沢山あるのですべては上げれませんがその中で何個か紹介したいと思います。
女王のウェディングケーキのスライス
エリザベス女王2世とエジンバラ公爵の結婚式のケーキは、2013年に672ポンドで売られました。ケーキは、1947年11月20日付けの元のバッキンガム宮殿のケースに入っていて、二人宛てのメッセージが書かれていました「彼らの高貴な殿下エリザベス王女とエジンバラ公爵の最高の願いをこめて」と書かれていました。
リー・ハーヴェイ・オズワルドの金の結婚指輪
ジョン・F・ケネディ大統領を暗殺したと言われる男性の指輪は、2013年に118,000ドルで売られました。おそらく驚くことではないが、テキサスの購入者は匿名のままです。
タイタニックバイオリン
2013年には、タイタニック号で沈没する際に乗客を落ち着かせるために使用されていたと思われるバイオリンが、たった10分で£90万で売られました。これはバンドリーダーのウォレス・ハートリーによって演奏されました。 ガイド価格は300,000ポンドでした。
まとめ
様々な検証が行われているのでこちらの銃はおそらく本物だと思うのですが、そんなものを集めて一体どうするきなのでしょうか?お金持ちの娯楽というのは全く一般人には理解ができないようなものだと思います。ゴッホ美術館とかに寄付をしたほうがいいんじゃないかなと思いますが。
Reference: BBC
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