日本人にとって魚を食べるというのはお米を食べるのと同じぐらい切っても切れないような関係だと思います。日本人が長寿なのも魚を食べているからだと言われていますよね。漁業で働く人々の健康状態が悪いというのは一体どういう事なのでしょうか?この結果はイギリスとウェールズのすべての労働者の健康状態を調べた所、漁業で働いてる人々が最も悪いという新しい研究結果だったようです。
どういう研究内容だったのか?
研究はイギリスのエクセター大学で行われました。研究者は国勢調査データを調査し、漁師(男女共わず)の2.8%が「悪い」または「非常に悪い」健康を報告していることを発見し、10.3%は長期的な病気により活動制限があるという質問に「制限がある」または「制限が少々ある」と答えていたのです。この調査では、国勢調査のカテゴリー「漁業と水産養殖」で働いている人々を調べました。両者を分けることは不可能でしたが、イングランドとウェールズではこのグループが主に漁師であることを意味しています。
年齢などの他の要因を考慮して調整した場合、漁業者の健康結果は他の2つの産業の労働者よりも統計的に良いという事になりました。ちなみに漁業より悪いと言われているのが炭鉱と「自給自足」活動をしている少数の人々となります。 研究者らは今回の調査結果が英国の漁業コミュニティを支援するための特別な産業保健サービスの必要性を実証していると述べています。
漁師の健康への悪影響は致命的な事故の危険性を備えています。研究者たちはより乏しい一般的な健康状態が悪いとおよびより高い割合の病気になる可能性がある状態が日常生活を妨げる可能性があるという物証が発見されました。漁業者の健康を改善するための行動は、社会的、環境的および政治的変化に直面している沿岸地域社会における生産的漁業の支援に役立つ可能性があると述べた。
この結果には疑問点も残る
イギリスのコーンウォールにあるエクセター大学ペンリンキャンパスの環境と持続可能性研究所のレイチェル・ターナー博士は国勢調査は、自分自身についての情報を自己申告制で報告する人々に依存しいるのでそのデータは今回の新しい研究で強調された健康問題の具体的な原因を明らかにしていません、理解を深める為にさらなる研究の必要性を強調しました。
言い方を変えると漁師の健康改善を目標とするためには、まずイギリスの漁業者の健康状態を調べるのと、自己申告の健康状態が悪いと答える原因を理解するためする必要があるという事です。この問題解決の為に新たに理学療法、岸辺の健康管理、移動式歯科医療など、漁業者を支援するための取り組みが増えています。これらのサービスをより幅広く提供するための今回の研究が役立っています。
まとめ
今回の結果は自己申告制というので研究は研究でも必ずしもそうなのかというのには疑問点が残ります。確かに漁師の人達は朝早起きで重労働なイメージもありますよね。マグロ漁船とかに行くと性格が変わってしまうとかって話も聞いた事がありますし、本当のところはどうなのかわからないですよね。今後研究が進んでどのような新しい結果が出てくるのかが楽しみです。
Reference: News Medical Life Science
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