トラの毛皮の色がオレンジと黒色の理由は獲物からカモフラージュをしていたからという事実が判明。 (英研究)

動物というのは獲物を狙う時に見つからないように自らの体をカモフラージュをしたりしてきたと言われています。オレンジと黒色のストライプ色は、森林の背景に溶け込もうとする捕食者にとっては大胆な選択のように思えます。我々人間の目には全くそのようには見えないようですが、トラは本当にカモフラージュをしていたのです。

トラのカモフラージュは人間ではなく獲物から偽装する為だった!

トラの色は人間には明るいオレンジ色に見えるが、トラの主な獲物である鹿には、緑色に見えるという事を研究者達は発見したのです。これには理由があります通常の「3色」の視力を持つ人間は赤、青、緑の光を見ることができますが、鹿の目には赤を検出する為の視力がないのです。

イギリスのブリストル大学による研究では、「ジクロマット」(二色性動物)と言って 赤と緑を区別できない動物の目を通して世界を見ると、どのように見えるかをコンピュータを使用してシミュレートしてみました。研究者は、トラの自然林の生息地など、さまざまな背景に対して赤い物の画像を生成することによってこれを行いました。

研究指導者John Fennell氏は、世界がジクロマットにはどのように見えるかをシミュレートすることによって、「目に見える事と見えない事に最適な色を特定する」ことが可能であると述べました。

ジクロマット(二色性動物)には緑色に見える

Royal Society Journal Interface紙に次の様に述べています。「トラはトリクロマット(三色図)には緑ではなく、オレンジ色に見えます。しかし二色図で見た場合、虎の色は非常に効果的です、トラは迷彩で見えて、まさに森林の待ち伏せハンターです。」

緑色の毛皮が彼ら自身の捕食者、すなわち人間を回避する為とフェネル博士は説明しました、しかし「哺乳類の生化学」上、トラがその色を作り出す事は不可能です。野生で緑色に見える唯一の哺乳類はナマケモノです -それは藻類がその毛皮で成長するためだからです。

まとめ

正直トラの色については全く気にも留めた事がありませんでした。でもわざわざ色をオレンジと黒色にしていたのには理由があるって言うのは考えたらわかる事ですよね。人間の目から見たらオレンジに見えるけど2色性動物には緑に見えるって面白いですね。これは世の中の普通の景色でも同じ事が言えるんだと思います。同じものを見て違う事を考えるっていうやっぱり世の中には面白い事が色々なところにありますね。

Reference: IOL News

 

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