世の中にはゾンビ科学という死者をよみがえらせる研究がある!過去には一部成功した例も!(米研究)

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面白い研究が世界にはあるのを見つけました、それはゾンビ科学と言って死者をよみがえらせる事ができるかを調べているようです。生きる者には死があるという死よりも世の中で保証されているものはほとんどありません。仮に死が一時的なものだったとしても、その後のどんな人生がどうなるかを想像する事も出来ないですけどね。アメリカのAMCの人気番組 “Fear the Walking Dead”(フィアー・ザ・ウォーキング・デッド)では、死ぬことを阻止した結果ゾンビとなって蘇生した人間が世界中を食い物にするという事だけがわかりました。

人間を生き返らせようとしてきた研究が過去にもあった

現在、ゾンビは本物ではありませんが、蘇生された死体というのは想像の世界だけではないようです。科学者たちは何百年もの間、命を回復させようとしてきました。1800年代に、物理学者のGiovanni Aldini博士は強力な電気ショックでそれらを刺激することによって人間と動物の死体を “蘇生させる”という彼の壮大なデモを行い有名になりました。

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彼は、切断された人間や動物にバッテリーを引っ掛けて死体を生きているかのように痙攣させたのです、生き物はそんな事してももちろんよみがえる事もなかったのにもかかわらず、観客は驚きました。アルディニ博士は死者を復活させることができないことを知っていたが、そのわずかな可能性を信じていました、そして彼に従った科学者たちももちろん同じ気持ちでした。

動物のゾンビ

1930年代までに、電気で死者を復活させようとする試みは活気づいていましたが、蘇生に魅了されることは死からほど遠いものでした。蘇生の分野で最も有名な科学者の一人はロバートE博士、そしてカリフォルニア大学バークレー校で学んだアメリカの生物学者、コーニッシュ博士です。

コーニッシュ博士は、動物に抗凝固剤とステロイドの混合物を注射しながら、2匹の犬を前後に揺り動かして血液を動かすことによって何とか生き返らせたと伝えられています。コーニッシュ博士が人間での実験を実行する準備ができていると発表したとき、カリフォルニアの死刑囚のトーマス・マクモニールは自身の死後処刑された彼の体を実験に使ってほしいと志願したが、カリフォルニア州は彼の要求を否定した。

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近年ではエール大学の研究者チームがブタの脳の蘇生を実験したことを発表しました。科学者らは、屠殺場で動物が死亡した数時間後にブタの脳活動と細胞活性を回復させたとLive Science紙より報じられました。 一部の脳細胞は再び機能し始めましたが、ブタが意識を取り戻すまでには至らなかったようです。

この研究に関わっていない科学者たちは、Live Science紙にブタの蘇生の研究結果が生きているか脳死しているということの意味に疑問を投げかけていると語りました。

人間のゾンビ

人間のゾンビは間違いなく偽物ですが、発表されているケーススタディの中ではいくつかの注目に値するものがありました、それは自発的な蘇生が可能であることを示唆しています。

2011年、ニューハンプシャー州で一人でハイキングしながら46歳の女性Kelly Dwyerさんが凍った池に落ちました。Dwyerさんの心臓は救急車が到着する前に心停止し、彼女の体温は15度近くまで急落してしまったようです。Dwyerさんは、医師が生命維持装置をオフにしたときに5時間死んでいたのにもかかわらず、彼女の心臓は自発的に動き始めたのです。

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病院での回復に2週間を費やした後、Dwyerさんは家に戻りそして驚くべきことに脳にも損傷を見られなかったのです。彼女はゾンビではありませんでしたが、ある意味で彼女は死から蘇生して戻ってきました。

心停止の数分後に、自覚的に蘇生してよみがえった人というのは案外沢山いて。その事例には名前までも存在しますそれを「ラザロ現象」と言われるぐらい有名な現象なのです。ラザロ現象で蘇生した人々のすべてが完全な神経機能を取り戻したり、ずっと長く生き続けたりするわけではありませんが、2007年の調べによると、ラザロ現象患者の約35%が通常の健康な生活に戻ると推定されます。

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何百年もの失敗した実験の後でさえ、いまだに死体の蘇生を試みる科学者がいます。過去3年間、米国のバイオテクノロジー企業であるBioquark、Inc.は、脳死からの逆転(Reversing brain death)に関する実験のために20人の臨床的に死亡した患者を募集しようとしています。この研究は2019年7月まで始まる予定はありませんが、始まる前からすでに科学界から大きな批判を受けています。

クリティカルケア誌に掲載された手紙によると、「この実験はインチキとの境界線だ」、「死とは死を意味している」といっています。もちろんゾンビのファンは同意しないかもしれません。

まとめ

ゾンビになるのと永遠の命を手に入れるって言うのはまた違う意味だと思いますが、ゾンビになってでも生きていたいと思う人も世の中にはいるのかもしれないですね。こういう研究にはどこかにいる意味も分からない金持ちとかがかかわっていそうな話です。権力やお金を握ると最後には死が怖くなるというのは昔からよく聞く話です。生を受ける事と時間と死ぬという事は人間に与えられた唯一の平等なのかもしれません。

Reference: LiveScience

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